xx説法
shim君の日記にヘンテコなコメントを書いてしまって反省。
shim君は人を殺すような世の中はイヤだと言う。
僕は仕方がないと言った。
- 殺す
僕は「殺す」という言葉を結構広い意味で使う。
例えば僕が一本の雑草で僕の根が、隣の雑草の根に触れた。
僕はもちろん譲らない。
お隣さんも譲らない。
ほんのちょこっとだけの対立。
妥当な境界線が引かれて和解。
双方結構裕福にやっている。
その後たまたま日照りが来てお隣さんが死んでしまったら。
なんか殺してしまった気がする。
人間だともっとやっかいだ。
人はいろんな理由で死んでしまうから。
僕が会社の社長で、とても不健康で年に50日くらい病欠の社員がいる。
僕の会社はそんなに余裕がないので不健康さんはクビにした。
不健康さんはよそに就職して今度は無理して働いて死んだ。
なんか殺してしまった気がする。
- 他者
私は「他者」という言葉が大好きだ。
ニュースを十五分観たら。
「こいつは他者を自分と切り離せてないな。」
と一回は突っ込みをいれる。
(心の中で。)
他者は決して私の都合に勝手にあわせない。
例えば育てている植物は私にとって他者だ。
私にどんなやむを得ない事情があって、そしてとても大切にしているつもりでも、水をやらなかったら枯れる。
例えば恋人は他者だ。
私がどんなに強く想っていても、別の素敵な男性の事を想っている可能性は否定できない。
もちろん「敵兵」や「対戦者」は他者だ。
- で何が言いたかったかというと・・・
世界のありとあらゆる者が他者で。
常に殺し殺される緊張関係にあることからshim君は目をそらそうとしているように感じる。
よく言えば優しい。
悪く言えば臆病。