xx説法

shim君の日記にヘンテコなコメントを書いてしまって反省。
shim君は人を殺すような世の中はイヤだと言う。
僕は仕方がないと言った。

  1. 殺す

 
僕は「殺す」という言葉を結構広い意味で使う。

例えば僕が一本の雑草で僕の根が、隣の雑草の根に触れた。
僕はもちろん譲らない。
お隣さんも譲らない。
ほんのちょこっとだけの対立。
妥当な境界線が引かれて和解。
双方結構裕福にやっている。
その後たまたま日照りが来てお隣さんが死んでしまったら。
なんか殺してしまった気がする。
 
人間だともっとやっかいだ。
人はいろんな理由で死んでしまうから。
僕が会社の社長で、とても不健康で年に50日くらい病欠の社員がいる。
僕の会社はそんなに余裕がないので不健康さんはクビにした。
不健康さんはよそに就職して今度は無理して働いて死んだ。
なんか殺してしまった気がする。

  1. 他者

私は「他者」という言葉が大好きだ。
ニュースを十五分観たら。
「こいつは他者を自分と切り離せてないな。」
と一回は突っ込みをいれる。
(心の中で。)
 
他者は決して私の都合に勝手にあわせない。
 
例えば育てている植物は私にとって他者だ。
私にどんなやむを得ない事情があって、そしてとても大切にしているつもりでも、水をやらなかったら枯れる。
例えば恋人は他者だ。
私がどんなに強く想っていても、別の素敵な男性の事を想っている可能性は否定できない。
もちろん「敵兵」や「対戦者」は他者だ。

  1. で何が言いたかったかというと・・・

世界のありとあらゆる者が他者で。
常に殺し殺される緊張関係にあることからshim君は目をそらそうとしているように感じる。
よく言えば優しい。
悪く言えば臆病。