居心地の悪い同僚

私の同僚の悪口を書く。
彼は特に悪いわけではない。
どちらかというと良いくらいだ。
多分同僚としての相性(対xx相性)は偏差値60前後はあると思う。
冷静に考えるとかなり相性がよい。
だけど今日これから悪いところだけを書く。
彼は言葉が少ない。
いやこれじゃ悪いところにはならないな。
気を取り直して悪口を書く。
彼の酷いところは第一に返事がないことだ。
例えば社長が彼に聞く。
「米そっちどれくらい残ってる?」
「・・・。」
そんなに離れているわけじゃないから社長は自分で見に行く。
ほんの30秒にも満たないロス。
けれどこれは結構つらい。
そういえば以前「How to 嫌がらせ」系の本で読んだ気がする。
完全に相手の言葉を無視するって言うのがとても効果的な嫌がらせだと。
私も何度か同じような目にあった。
観察によるとだいたい37%彼は返事をしないようだ。
二人きりだと自分が本当は言葉を発しなかったのではないかと、
錯覚することがしばしばある。
第二に彼は仕事中に自分から動こうとしない。
前説明として私の職場について説明する。
焼酎蔵ではだいたい3人がレギュラーメンバーだ。
社長と私と彼。
社長が我々(つまり私と彼)に指示を次々と出して行く。
指示された作業をこなすと報告して次の作業に掛かる。
我々の作業中も社長には社長の作業があるので、
我々の方から次の作業を求めに行かないと何もすることがない。
以上で前説明終わり。
彼はだいたい作業が終わると、78%の確率で社長に次の作業を求めに行く。
でも残念なことに22%は動きを止める。
とても手持ちぶさたに私の作業を観察していたりする。
「何見てんだてめぇ」と自分より30も上の人には言えないので。
私は84%気づかないふりをして作業を続ける。
16%くらいで、私が確実に次に来ると予想した作業を教えてあげる。
彼は言われたらちゃんと作業を普通にてきぱきこなすので、
怠けたいわけではないらしい。